「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まりました
地球の温暖化が進行しており、近年、熱中症により救急搬送されたり、亡くなる方が増えています。
これらの状況から、国は気候変動適応法を改正し、これまで発表されていた「熱中症警戒アラート」に加え、新たに「熱中症特別警戒アラート」の運用を開始しました。
「熱中症特別警戒アラート」とは
「熱中症特別警戒アラート」とは、熱中症警戒アラートの一段上の警戒情報で、過去に例のない広域的・危険な暑さが予想されるときに発表されます。
このアラートは、前日の午後2時以降に、県単位で発表されます。
東彼杵町では、町防災アプリ「インフォカナル」または個別受信機を通じて情報をお知らせします。
「特別警戒アラート」の発表基準
長崎県内のすべての暑さ指数情報提供地点における、翌日の暑さ指数の最高値が35に達すると予測される場合に発表されます。つまり、翌日の情報として、前日に発表されます。
「暑さ指数」とは
「暑さ指数」とは、ヒトの体と外気との熱のやりとりに着目し、気温、湿度、日射、輻射、風の要素をもとに算出される指標です。
「暑さ指数情報提供地点」について
長崎県内の暑さ指数情報提供地点は、鰐浦、厳原、芦辺、有川、福江、平戸、松浦、佐世保、西海、長崎、脇岬、雲仙岳、島原、口之津の14か所です。
特別警戒情報が発表されるのは、これらすべての地点における一日の暑さ指数の最高値が35に達すると予測される場合です。
現在の暑さ指数は、環境省の熱中症予防サイト「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」ページで確認することができます。(お知りになりたい暑さ指数を地点の選択してください。)
熱中症特別警戒アラート発表状況
現在のアラートの発表状況については、環境省熱中症予防情報サイトの「熱中症特別警戒アラート・警戒アラートの発表状況」のページで確認することができます。
環境省熱中症予防情報サイト「熱中症特別警戒アラート・警戒アラートの発表状況」
「熱中症特別警戒アラート」が発表されたら?
人の健康に重大な被害が生じる恐れがあります。危険性を認識し、「自分と自分の周りの人の命を守る予防行動」をとりましょう。
「命を守る予防行動」とは?
- 屋外活動を控え、エアコンをつけた環境下で過ごしましょう。
- こまめに水分補給を行いましょう。
- 熱中症のリスクの高い子どもや高齢者等への見守り、声かけを行いましょう。
- 自宅にエアコンがない場合はクーリングシェルターを利用しましょう。
「クーリングシェルター」について
熱中症特別警戒アラートが発表された時に、自宅にエアコンがない方が一時的に過ごせる場所、または外出途中の休憩所等として、下記の会場をクーリングシェルターとして開設しますので、ご利用ください。
- 会場:総合会館1階ロビー(福祉センター横・教育委員会横の2か所)
- 住所 :東彼杵町彼杵宿郷706-4
- 開設時間:熱中症特別警戒アラート発表期間中の10時~21時
- 利用可能人数:22名
(注意)ご利用の際は、教育委員会事務局(夜間・休日は管理人室)までお声かけください。
熱中症について
ヒトのからだは、体温が上がっても汗を出したり皮膚温度が上昇することで、体温が外へ逃げるしくみとなっています。
しかし、下記に示す3つの要因が複数重なることにより、体温の上昇と体温の調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。このような状態が熱中症です。
熱中症を引き起こす3つの要因
要因その1 環境
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 風が弱い
- 陽ざしが強い
- 締め切った部屋、エアコンのない屋内
- 急に暑くなったり、熱波の襲来
要因その2 からだ
- 高齢者や乳幼児、肥満
- 糖尿病
- 精神疾患などの自律神経の異常を伴う病気
- 低栄養状態(食事を抜く、食欲がない)
- 下痢や高熱による脱水状態
- 二日酔い
- 睡眠不足
要因その3 行動
- 激しい運動や慣れない運動
- 長時間の屋外作業や屋外運動
- 水分補給できない状況
日頃から気をつけておくこと
日頃から、熱中症を起こしにくい体づくりが大切です。
- 1日3食バランスのとれた食事をとりましょう。
- 6時間以上の睡眠をとりましょう。
- 日頃から適度に体を動かし、体力をつけておきましょう。
- 定期的にエアコンの点検・整備を行いましょう。
(参考情報)熱中症による救急搬送者や死亡者の状況
熱中症による救急搬送者数や死亡者数については、下記の厚生労働省及び総務省のホームページをご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
こども健康課 健康増進係
〒859-3808
長崎県東彼杵郡東彼杵町蔵本郷1850番地6
直通番号:0957-46-1200
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更新日:2024年06月14日