部活動の地域移行について

更新日:2024年06月13日

部活動の地域移行とは

現在、全国で中学校部活動の地域移行という取組みが行われています。

これは、中学校部活動を学校単位での活動から、地域との連携・地域での活動へと移行するものです。

スポーツ庁・文化庁は、令和5年度から令和7年度末までを「改革推進期間」と定め、地域の実情に応じ、まずは休日の部活動について、地域人材の協力を得て、学校部活動としてではなく地域のスポーツ・文化芸術活動として活動することにより、子どもたちが継続してスポーツ・文化芸術活動に触れられる環境を整備するよう、各都道府県及び市区町村に求めています。

なぜ地域移行が必要なのか

少子化の影響などにより全国の中学校の部活動で、部員数の減少や廃部などにより、中学生にとって充実した活動環境の提供が困難な状況になりつつあることが背景にあります。また、このままではさらなる少子化により将来的に部活動そのものを維持できなくなってしまうことも懸念されています。

国の取り組み

スポーツ庁及び文化庁は、令和4年12月に「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を策定しました。

これは、少子化の中でも将来にわたって生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会の確保をめざし、学校部活動の在り方や新たな地域クラブ活動を整備するための必要な対応について示したものです。

県の取り組み

令和4年12月に国が「総合的なガイドライン」を策定したことを受け、「長崎県運動部活動の在り方に関するガイドライン」及び「長崎県文化部活動の在り方 に関するガイドライン」を統合した上で本県の方針を策定しました。

これは、学校部活動の適正な運営や効率的・効果的な活動の在り方に加えて、新たな地域クラブ活動の運営体制や取組内容について、県の考え方を提示したものです。

東彼杵町での取り組み

東彼杵町立中学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する方針を策定

これは東彼杵町学校部活動の地域移行の目指す姿を明らかにし、そのために必要となる運営体制整備・スポーツ文化芸術活動環境の構築のほか、地域クラブ活動の在り方についての方針を策定するものです。

「東彼杵町部活動の在り方に関する検討委員会」の開催

本町では、令和5年から、長崎国際大学地域連携室をはじめ町内の学校長・PTA連合会、部活動振興協議会・スポーツ推進委員などの各種スポーツ団体代表者が参加する「東彼杵町部活動の在り方に関する検討委員会」を立ち上げ、地域移行に係る運営や指導体制の在り方について、継続的に協議をしています。

保護者向け説明会の実施

部活動地域移行における、移行の概要、今後のスケジュール等の周知を図ることを目的に、令和6年4月に東彼杵中学校PTA総会の中で「部活動の在り方に関する説明会」を実施しました。説明会の際に使用した資料を掲載いたします。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 社会教育係
〒859-3807
長崎県東彼杵郡東彼杵町彼杵宿郷706番地4
直通番号:0957-46-0114
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