令和5年度東彼杵町の決算
一般会計決算収支の状況
東彼杵町の令和5年度決算は、歳入が前年度比0.7%減の65億5,230万円、歳出が1.4%減の62億697万円となりました。
- 実質収支は1億4,695万円の黒字(令和4年度は2億1,343万円の黒字)

歳入の状況
歳入は、依存財源では過疎対策事業債の積極的な活用等により、町債が増となりましたが、町税増による普通交付税の減が大きく全体では減となりました。一方で、自主財源ではサマージャンボ宝くじ配分金皆減による市町村振興宝くじ配分金の減等により諸収入が減となりましたが、新幹線関連で総務大臣配分の増による固定資産税の増など町税の増や、ふるさとまちづくり応援寄附金の増によって寄附金が増となりました。結果、地方交付税などの依存財源が68.0%(3.1%減)、町税などの自主財源が32.0%(3.1%増)となり、自主財源の割合が昨年より大きくなりました。

歳出の状況
歳出は、義務的経費は、扶助費が低所得世帯支援枠等電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金皆増、施設型給付費増などにより9.5%の増となった影響が大きく、全体では4.6%の増となりました。投資的経費は、普通建設事業費が1.9%の増となったものの、令和4年の現年発生災害復旧工事(繰越)の皆減などにより災害復旧事業費が91.6%の減となり、全体では25.1%の減となりました。そのほか、農業資材価格高騰対策緊急支援事業補助金の増などによる補助費の増等によりその他行政経費が2.4%の増となりました。

町債残高の推移
令和5年度は令和4年度に引き続き、交付税措置割合が高く、他起債よりも借入が有利な過疎対策事業債を多く借入れたことにより増となりました。また、これにより地方交付税の振替である臨時財政対策債の残高が全体に占める割合は減少しています。

基金残高の推移
基金には以下の通り3つの種類があります。
財政調整基金
財源に余裕があるときに積み立て、災害など必要やむを得ない理由で財源不足となった場合に活用する基金。
減債基金
借金の返済に活用するための基金。繰上償還の財源としたり、償還額が大きくなる年度に取り崩し償還額の平準化を図ったりします。
特定目的基金
特定の行政目的のために積み立てている基金。まちづくり事業に活用するための「ふるさと創生事業基金」や教育文化施設改修等に活用するための「教育文化施設整備基金」などがあります。
平成20年度から令和5年度の基金残高の推移
地方公共団体の貯金にあたる財政調整基金を取り崩すことなく財政運営ができています。

その他
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長崎県東彼杵郡東彼杵町蔵本郷1850番地6
直通番号:0957-46-1205
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更新日:2023年09月20日