東彼杵町の保育施設等における休園基準ガイドラインについて
災害の発生が予想される際に、認定こども園は園児及び職員の生命と身体の安全を守るための早急な判断と対応が求められます。しかし、保育施設であるため急な休園は保護者に負担を強いることとなりかねません。
そこで、あらかじめ基準を設定し、保育施設等及び保護者が共通の認識を持つことで先を見通した対応が可能となるため、休園基準ガイドラインを策定しました。
大雨の恐れのある場合における休園の判断
大雨の恐れがある場合、彼杵川及び千綿川といった河川の氾濫、それに伴う道路の冠水、土砂崩れによる施設被害及び道路の通行止め等の災害の発生が考えられます。
そのため、河川の洪水予報及び雨雲レーダー、当該雨雲通過地域の災害発生情報等による状況判断が必要となってきます。また、彼杵川等は潮の満ち引きのタイミングにより水位が変わりやすく、雨量のみで判断することは困難です。そのため、下記のとおり休園基準を設定します。
開所時刻以前に警戒レベル及び洪水予報が発令された場合の対応
警戒レベル | 河川の洪水予報 | 対応 |
---|---|---|
警戒レベル3 |
氾濫警戒情報 (避難判断水位) |
自主登園とし、開園する。
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警戒レベル4 |
氾濫危険情報 (氾濫危険水位) |
閉園とする。
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警戒レベル5 |
氾濫発生情報 (氾濫の発生) |
閉園とする。
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開所時刻以後に警戒レベル及び洪水予報が発令された場合の対応
警戒レベル | 河川の洪水予報 | 対応 |
---|---|---|
警戒レベル3 |
氾濫警戒情報 (避難判断水位) |
自主登園とし、開園する。
(注)さらなる雨雲の接近など今後の状況悪化が見込まれる場合、すでにお迎えが可能な保護者については、この段階からのお迎えを推奨する。 |
警戒レベル4 |
氾濫危険情報 (氾濫危険水位) |
一刻も早い閉園準備を進める。
(注)お迎え途中の道路の冠水などで保護者及び園児が被災する危険性がある場合は、安全なお迎えが可能となるまで園にて園児の安全を確保するよう最善を尽くす。 (注)園敷地が冠水や土砂災害の危険性がある場合は、あらかじめ保護者へ周知している避難所へ速やかに避難する。その際には、避難を開始する旨を保護者へ連絡する。 (注)施設及び施設周辺の安全が確保されており、園舎にとどまる方が安全であると判断される場合は、園舎内で垂直避難を行うなど、命を守る行動をとる。 |
警戒レベル5 |
氾濫発生情報 (氾濫の発生) |
一刻も早い閉園準備を進める。
(注)お迎え途中の道路の冠水などで保護者及び園児が被災する危険性がある場合は、安全なお迎えが可能となるまで園にて園児の安全を確保するよう最善を尽くす。 (注)園敷地が冠水や土砂災害の危険性がある場合は、あらかじめ保護者へ周知している避難所へ速やかに避難する。その際には、避難を開始する旨を保護者へ連絡する。 (注)施設及び施設周辺の安全が確保されており、園舎にとどまる方が安全であると判断される場合は、園舎内で垂直避難を行うなど、命を守る行動をとる。 |
(注)近隣市町から園児を受け入れている場合、近隣市町の主要河川の洪水予報についても勘案する。町外園児のみ、または個別に早めの対応をとる場合も考えられる。
(注)基本的に一度閉園した場合は、その日のうちの開園はしない。
台風接近による休園の判断
台風が接近している場合、大雨による被害に加え、風による飛来物の衝突によるケガなども懸念されます。また、園児ら乳幼児は突然の強風にあおられることで不慮の事故を招く危険性もあります。さらに台風による停電の危険性もあり、通常の保育環境が保持できない場合も想定されます。
台風については大雨情報と異なり、進路や規模について詳細な情報が得られるため、早い段階からの対応が可能です。そのため、警戒レベル発令の有無に関わらず下記のとおり休園基準を設定します。
台風の動き | 対応 |
---|---|
送迎時間を含め開園時間中に東彼杵町が強風域に入るまたは付近を通過する予報の場合 |
自主登園とし、開園する。
(注)強風域であっても、通過地域で甚大な被害がすでに起こっているなど、個別に検討し閉園する場合もある。 |
送迎時間を含め開園時間中に東彼杵町が暴風域に入る予報の場合 |
閉園とする。
(注)台風通過後、開園する見込みがある場合、その点についても併せて連絡をしておく。 |
この記事に関するお問い合わせ先
こども健康課 子育て支援係
〒859-3808
長崎県東彼杵郡東彼杵町蔵本郷1850番地6
直通番号:0957-46-1196
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更新日:2023年07月28日