バイオシミラー(バイオ後続品)をご存じですか?

更新日:2025年08月05日

バイオ医薬品とは

今までの薬は、主に薬品を化学反応させてつくられていましたが、バイオ医薬品は、細胞や微生物などの生物の力を利用してつくられるタンパク質を有効成分とする新しい薬です。 タンパク質は複雑な構造をしているため、薬品を化学反応させてつくることは困難です。そこで、生物が持つタンパク質をつくる力を利用して、病気の治療に効果的なタンパク質をつくり、薬としたものがバイオ医薬品です。

バイオ医薬品には様々な種類があり、今までは治療が難しかった病気にも効果が期待されています。

バイオシミラー(バイオ後続品)について

新しく開発された薬には特許がありますが、特許期間が終了した後は、他の製薬会社からも、同じように使える薬が発売されます。バイオシミラー(バイオ後続品)は、バイオ医薬品の特許が切れた後に、他の製薬会社から発売される薬で、先行バイオ医薬品と同等、同質の品質、安全性、有効性を有する医薬品です。

バイオシミラー(バイオ後続品)を使うメリット

バイオ医薬品は製造から品質の維持管理まで高度な技術や大規模な施設や多くの試験が必要なことから、今までの薬よりも値段が高くなっています。

バイオシミラー(バイオ後続品)は原則として、特許が切れたバイオ医薬品の70%の値段になります。そのため、患者・家族の経済的な負担の軽減につながることが期待されています。

バイオシミラー(バイオ後続品)の注意点

  • 先行バイオ医薬品の一部の適応症で特許が満了していない等の理由で、バイオシミラー(バイオ後続品)とバイオ医薬品の効能効果が異なる場合があります。バイオシミラー(バイオ後続品)に関心がある方は、薬剤師や医師にご相談ください。
  • 服薬中に、体調変化や気になる症状がある場合には、薬剤師や医師にご相談ください。

バイオシミラーをもっと詳しく

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