令和3年度東彼杵町の決算

更新日:2022年10月01日

一般会計決算収支の状況

東彼杵町の令和3年度決算は、歳入が前年度比2.9%増の67億6,096万円、歳出が4.8%増の64億5,960万円となりました。

  • 実質収支は1億3,113万円の黒字(令和2年度は1億4,390万円の黒字)
R3歳入歳出決算額の図

歳入の状況

歳入は、依存財源では特別定額給付金事業費補助金の皆減等により国庫支出金が減少しましたが、国の補正予算による再算定で追加があり、普通交付税が増となったため全体では増となりました。一方で、自主財源では繰越事業に基金を活用したことから繰越金が増となり、塩鶴川渓流保全事業受託収入(繰越)や市町村振興宝くじ配分金の増等により諸収入についても増となりました。結果、地方交付税などの依存財源が66.4%(2.6%減)、町税などの自主財源が33.6%(2.6%増)となりましたが、依然として、自主財源に乏しく依存財源に頼った財政構造となっています。

R3歳入内訳2

歳出の状況

歳出は、義務的経費が10.9%増となり、新型コロナ予防接種に係る会計年度任用職員の登用及び衆議院議員選挙及び県知事選挙などにより人件費は5.4%の増となりました。投資的経費は、災害の頻発により災害復旧工事が106.3%の増、東彼杵中学校屋上防水改修工事の皆増などにより普通建設事業費が65.7%増となりました。そのほか、子育て世帯への臨時特別給付金や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金などにより扶助費等が24.1%増加しました。

R3歳出内訳

町債残高の推移

投資的経費の減少により、町債発行額より償還額が上回っているため、全体として地方債残高は減少していますが、地方交付税の振替である臨時財政対策債の残高が全体に占める割合は増加しています。

R3町債残高

基金残高の推移

基金には以下の通り3つの種類があります。

財政調整基金

財源に余裕があるときに積み立て、災害など必要やむを得ない理由で財源不足となった場合に活用する基金。

減債基金

借金の返済に活用するための基金。繰上償還の財源としたり、償還額が大きくなる年度に取り崩し償還額の平準化を図ったりします。

特定目的基金

特定の行政目的のために積み立てている基金。まちづくり事業に活用するための「ふるさと創生事業基金」や教育文化施設改修等に活用するための「教育文化施設整備基金」などがあります。

平成20年度から令和3年度の基金残高の推移

地方公共団体の貯金にあたる財政調整基金を取り崩すことなく財政運営ができています。

R3基金残高

その他

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